まわりみち

逃げ道を断つ!急がば回れ!人生はまわりみち。

【東京都】都知事の公約であった動物の殺処分ゼロを達成!

スポンサーリンク

スポンサーリンク

 

 

東京都で動物の殺処分ゼロを達成

 

4月5日(金)、ふとTOKYO MXのニュース番組を見ていたら飛び込んできた小池都知事の公約「平成31年度に動物の殺処分をゼロにする」取り組みが達成されたという報道がありました。

 

殺処分0

画像提供元/救える命がそこにあるー犬猫の殺処分ゼロ実現のために、私たちができること / ウートピ

 

筆者である私も愛犬家として、東京都民として動物の殺処分ゼロへの取り組みと達成は非常に嬉しく思っています。

 

しかしこれは氷山の一角であることも確かです。

 

殺処分数(平成29年度)43216匹(犬8362匹、猫34854匹)。

- 環境省自然観光局「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」より -

 

年々、その数は減少傾向だという報告はされているものの、殺処分ゼロへの取り組みは各自治体任せなのが現状です。

 

ペット先進国「ドイツ」の「犬税」にみる殺処分ゼロへの取り組み

 

ドイツでは古くから「犬税」が課されています。

 

これは安易に犬を飼う、または多頭飼いをする方を抑制する効果がある。

 

ただ、これはあくまでも犬が対象であって、日本では殺処分の対象は圧倒的に猫が多い。

 

猫税に関しては、飼い主を特定することなどが難しく、犬税を導入しているドイツでも猫税の導入は検討しつつも見送り続けている。

 

こういった点から見ても、日本で「犬税」を課したところで「犬の飼い主だけ課税されるのはおかしい」という意見も必ず出てくると考えます。

 

そうなるとなかなか日本での導入は難しいのかもしれません。

 

平成時代で激減してきた犬猫の殺処分。令和時代には日本全国で殺処分ゼロを目指して。

 

平成になって犬猫に対する飼い主の意識はだいぶ変わってきたと筆者である私はつくづく思います。

 

私が幼少時代の昭和の犬は外飼いが基本。ドッグフードやキャットフードも今のような種類も豊富ではなく、ねこまんまと言われるぶっかけ飯(人間の残り物)のようなもの。

 

犬に関しては「番犬」というイメージが強く、愛玩動物として飼われていることはめったにありませんでした。

 

そのため、殺処分などの意識も低く、野良犬なども多くいたので、殺処分もやむなしという時代もありました。

 

 ▲野良犬の被害が深刻だった昭和40年代の映像

 

 今、年齢が40代以上の多くの方は、野良犬が街中にまだ多くいた経験をされている方たちです。

 

そのため、犬が大嫌いだという方もこの年代以上では意外と多いと思います。

 

都市化と共に犬猫の飼いかたに変化が生じてきた平成時代

 

平成に入ると、都市化が一気に加速したように思います。

 

都市化によって多くの人々は都市部に移住。

 

昔の犬は番犬として、猫も家の軒舌などに勝手に住み着くなど、犬猫の住まいも戸建てでした。

 

都市化で団地やマンションが多く建設されるようになると人々のライフスタイルは激変しました。

 

そう、「小型化」です。

 

日本の住まいは年々コンパクトに。

 

そしていつの間にかペットも「小型化」しました。

 

その後は小型犬などのペットブーム、室内飼いが増えたことでペットとして飼う動物も多種多様になり、バブル期も手伝ってペットにお金をかけることが一つのステータスになっていました。

 

バブル期には本当に多種多様な動物が日本に入ってきてペットショップもかなり増えた時代です。

 

私が成人する頃には残念ながらバブルがはじけた時代に突入しましたので、その恩恵を得ることはなかったですが、とにかくすさまじい時代であったことは確かです。

 

バブル崩壊…。景気低迷後もペット産業は順調に成長

 

調べてみると、バブル崩壊後もペット産業は好調のようで、暗くなった気持ちをペットが癒してくれるとペットブームが再熱することも。

 

ペットショップ

 

しかも手軽に購入できる場所にペットショップが続々とオープン。

 

ショッピングモールなど多目的で多くの人が集まる場所に展示販売される犬猫が今では当たり前になりました。

 

そのため、ブリーダーも増えました。中には儲け主義の悪徳ブリーダーやショップなども存在するようになるとペットの数は激増。

 

度々テレビのニュースや最近ではYouTube動画などでも公開されたりします。

 

悪徳ブリーダー

画像提供元/「商品」になれなかった犬猫たち 闇の犬猫「引き取り屋」 – 世界を視るフォトジャーナリズム月刊誌DAYS JAPAN

 

動物の殺処分ゼロを目指すために私たちに出来ること。

 

最近では悪徳ブリーダーなども、行政の動物福祉活動によって減ってきてはいるものの、お金儲けを考えている悪徳ブリーダーは針の穴を縫うようにあの手この手で出没するそうです。

 

私たちにできることは、「ペットを飼う際、ペットショップの前に、保護施設やシェルター、ブリーダーから直接迎え入れる方法を探ること」です。

 

ネット社会である今、ブリーダーなどを探すことも安易になってきましたが、まだまだ直接ブリーダーから購入できる環境がネット上には整っていないように思います。

 

ネット上にも悪徳ブリーダーはいますので、見極めは非常に難しいかもしれません。

 

ペットショップに行けばお金を払えば簡単に犬猫を買って帰ることは出来ます。

 

でもそこではどんな環境でどういった育て方をされたのかは本当にわかりません。

 

もし、家族の一員としてしっかりと迎え入れるなら安易に「可愛いから」という簡単な気持ちで購入することだけは無いよう願いたいです。

 

最後に

 

我が家の愛犬であるミニチュアダックスフントのナナくん♂も元は捨て犬でした。

 

巡り巡って我が家に迎え入れられたことは、今となっては大切な財産であり大事な家族の一員です。

 

www.inoueatsushi.info

 

どこの地域にも今では多くの保護施設などが犬猫の譲渡会を行っています。

 

民間の保護団体から自治体の団体など、探せば色々とあります。

 

その中から気になった団体など自身の目で確かめることをおすすめします。

 

ネットで探して最後はやっぱり自分の目で確かめることがとても大切です。

 

大切な家族の一員をその目でしっかりと確認して、迎え入れる環境を整えてから愛情を込めて育てて下さい。

 

一愛犬家としてのお願いです。

 

私がお勧めする団体と犬猫の譲渡会

 

ここは私の住まいのある場所なのですが、東京でも最大級のドッグラン施設がある東京都あきる野市にある「わんダフルネイチャーヴィレッジ」で定期的に開催されているピースワンコジャパン犬猫譲渡会です。

 

www.wnv.tokyo

 

わんダフルネイチャーヴィレッジは、東京サマーランドが運営する有料のわんちゃんと楽しめる施設です。

 

peace-wanko.jp

 

どちらのサイトでも譲渡会の情報など定期的に配信されますので参考までに。