ホリデー快速鎌倉号に乗って古都鎌倉へ
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ゴールデンウイーク10連休の最終日。筆者である僕はなるべく出かけずに、近所で過ごすということにした。
有言実行どおり、このゴールデンウイークは愛犬との時間を十分にとり、自宅の近くで過ごしていた。
また、大好きな読書の時間も十分確保した。そこで僕はめったに読まないジャンル、長編小説の『ツバキ文具店』を手にした。
上の過去記事にも書いたが、今さらながら『ツバキ文具店』にドハマりして、舞台の鎌倉に行きたいという思いに駆られた。
ゴールデンウイーク期間中の臨時列車「ホリデー快速鎌倉」に乗って。
筆者、ホリデー快速鎌倉に乗るのは初めてだ。しかも、直前までゴールデンウイークの「鎌倉」に行くのを迷いに迷っていた。
なぜなら人混みが大の苦手である。しかし、ホリデー快速鎌倉に乗れば私の住まいから鎌倉までかなりの時間を短縮できる。
短縮したぶん、鎌倉散策を満喫できるのだからと、2019年5月6日月曜日、意を決して自宅を飛び出して駅に向かっていた。
こうなったら行くしかない!出不精の嫁と愛犬を残し、一人鎌倉旅へと向かったのである。
鎌倉は初めてではないが、今回の目的は『ツバキ文具』に出てきた場所を巡る、聖地巡礼のようなもんだが、日帰りのため行ける場所は限られる。
物語の中に出てくる、パラダイス・アレイの「あんぱん」がとりあえず食べたい。
そして鎌倉といったら海は外せない。こちらも物語に出てくる「材木座海岸」を目指してみようと思った。
当日の朝、ダメもとで駅に向かい、乗車券を手に入れる。
著者自身、当日の朝、しかもホリデー快速鎌倉に乗り込もうとする僅か1時間前に、乗車券を買おうとしている。
「もし、ここで満席だったらあきらめよう」と心の中で思った。
だってゴールデンウイークだもん。無理かもしれないとは思ったが、何となく行けそうな気がしてたから最寄り駅まで来たんだけど…。
予想に反して、意外と空席があった。もしかしたらゴールデンウイーク最終日は、「穴場」だったのかもしれない!
そんなことを想いつつ、すべての迷いが打ち消され、ゴールデンウイーク最終日は、「いざ鎌倉へ!」行くことになった。
西国分寺から横浜まではノンストップ!ホリデー快速鎌倉は快適だった。
ホリデー快速鎌倉とは、西国分寺駅で初顔合わせとなる。
筆者、電車にはあまり詳しくもなく、特に興味があるわけでもないので、「ふ~ん。こんな感じか~」と心の中でリアクションする。
極端に言えば、電車は移動手段の一つという認識しかない。しかしながら、その車内は十分に快適だった。
↑↑おっさん、それなりにテンションMAXであった。こんな感じで大好きな「鎌倉」に行けるんだったら、もっと電車移動を生活に取り入れようと思った。
車内でドハマりした、『ツバキ文具店』を読みながら、古都鎌倉の素晴らしい景色を心の中でイメージする。
と思ったけど、普段あまり乗らない列車からみる外の景色に夢中になった。筆者はどこへ行くにも「車派」だったので、全てが新鮮だった。
鎌倉駅の一つ手前、「北鎌倉駅」で下車する。
北鎌倉駅。めちゃくちゃ素敵である。鎌倉駅と違って自然豊かである。人混みもなく、数件のお店が駅前にあるくらいで、のどかで静かだ。
鎌倉散策を楽しむために、北鎌倉駅での下車を選んだのは正解だと思った。人混みが苦手な筆者にはもってこいの場所である。
もちろん、ここから目的地のパラダイス・アレイや材木座海岸はかなり遠い。しかし、それも旅の醍醐味である。
まあ、最悪の場合、タクシーもバスも沢山走っているので、いざというときは乗ってしまえばいい。一人旅は自由で気ままが一番である。
寄り道しながら歩く鎌倉は僕の心を心底癒してくれた。
本当は寄らずにスルーしようと思っていた鶴岡八幡宮。鎌倉でも一大観光スポットだから当然、観光客もハンパない。
北鎌倉から歩いていくと横目に、鶴岡八幡宮がある。やっぱりここはスルー出来ない。
結局、ここで参拝しないと後々後悔しそうなので、ここはしっかりと鎌倉に来れたことに対して感謝し、家族・友人・知人の健康と豊かさを願った。
やはりここは良いエネルギーを感じるとともに、ふと、あることが凄いと思った。
ゴミどころか、枯れ葉すら落ちていないことに気が付いた。春の花の花びらは池に浮かんでいたが、それは逆に美しい。
今回は改めてこの地が、この場所が繁栄し続けるために、かなりの努力が必要だということが垣間見えた。
目的地までそれなりに歩いたけれど、鎌倉の街並みは飽きのこない素晴らしい地域だ。
▲パラダイス・アレイは鎌倉駅ほど近くの、鎌倉中央食品市場内にある。
目的地であるパラダイス・アレイも材木座海岸も、北鎌倉駅から歩けば結構な距離がある。しかし、その道中は飽きのこない街並みであった。
自然があり、日帰りでは回りきれない神社仏閣、素敵なお食事処にお土産屋もある。そして海。海があるのだ。
今回、訪れたこの日は、曇り空で日差しを感じることは出来なかったが、おかげで暑くもなく寒くもない過ごしやすい1日だった。
材木座海岸で食べるパラダイス・アレイのあんぱんは絶品だった。わざわざこの景色を見ながら、あんぱんを頬張るおっさんは他におらんだろう(笑)
そんな経験が出来るのも、思い付きの一人旅の醍醐味である。
もう本当に帰りたくなくなっちゃうんだよね。この景色見てると。
とはいえ、夜になれば海なんてどうせ見えなくなるから景色もクソもないわけで、そうなる前にもちろん帰るけどね。
今日はたっぷり歩いたので、帰りは海岸前から躊躇なくバスを選択。帰ったらまた、愛犬と散歩に行くから体力は温存しないとね👍